筆者は「クロレラ」と聞いて即座に緑色をイメージし、お恥ずかしながら完っ璧に青汁の緑と混同してしまっていました(笑)
なので詳しく調べるまで、中年のオジサンが愛飲するモノというイメージでした。
というのも、学生時代によくテレビCMで中年オジサンが緑色のドリンクを一気飲みし、「マズイ!もう一杯!」と爽快にほほ笑むのを飽きるほど目撃したからです。

どれも緑で同じに見える~(汗)
ところが。
いつも通勤中に流すポッドキャストから耳に入ってきた、スピルリナとクロレラというワード。
そのエピソードの内容にとても興味を惹かれ、あとから自分でも調べてみて、そのパワーに驚きました!
(スピルリナは名前さえ知りませんでした)
この記事は、その魅力的なパワーについてです。
ちなみに、きっかけとなったポッドキャストがこちら↓

太古から存在する藻類、スピルリナとクロレラ
約35億年前に地球に誕生したといわれる藻類(アルジェ)。
藻類とは光合成を行う水生生物の総称で、スピルリナとクロレラの立ち位置は↓
スピルリナ:細菌(シアノバクテリア) 約20〜30億年前から存在
クロレラ:真核生物(緑藻) 約10億年前以降から存在

ちなみに、地球が誕生して一番最初に光合成をし酸素を作り始めたのがスピルリナの祖先で、そのおかげで地球に酸素革命が!
スピルリナとクロレラは藻類の中でも「マイクロアルジェ(微細藻類)」という分類。
ほかの藻類と比べると、
マイクロアルジェ(微細藻類):肉眼で見えないレベル(主に単細胞)
マクロアルジェ(大型藻類):肉眼で見える多細胞(ワカメ、昆布、海苔など)
という違いがあります。「海や水の中の植物プランクトン的な存在」とイメージすると分かりやすいかもしれません。
太古から存在しているスーパーフード!
そんなスピルリナとクロレラでは期待できる効果が違うので、それぞれの特性をチェックしていきましょう。
【スピルリナ】高い栄養密度とアンチエイジング効果
特徴:細胞膜が薄く、消化吸収率が非常に高い(未処理で約80%)
タンパク質含有率:乾燥重量の50〜70%(鶏胸肉の約2〜3倍)
代表的な有効成分:フィコシアニン、βカロテン、鉄、ビタミンB群、SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)
【抗酸化・アンチエイジング】
含まれるフィコシアニンや多糖類は、強力な抗酸化・抗炎症作用を持つ。
細胞内のミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)機能を回復!
【ミトコンドリアのサポート・エネルギー補給】
植物性食品にはめずらしく含まれるグリコーゲン(動物デンプン)で、摂取すると即エネルギー源として活用できる。
豊富な鉄分・ビタミンB群がミトコンドリアの電子伝達系をサポート。
【栄養補給(ベジタリアン・ヴィーガンは注目)】
必須アミノ酸9種をすべて含む完全タンパク質であり、ビタミンB12も含まれます。
【免疫サポート】
フィコシアニンは免疫細胞(白血球)の増加を促し、アレルギー症状(IgE反応)の抑制にも関与。
参考・出典:フランスの大学・医療研究機関の共同研究結果
DIC株式会社と高知大学の共同研究(iScience, 2023)
スピルリナの栄養密度の高さはNASAや国連食糧農業機関(FAO)も大変評価していて、NASAは宇宙飛行士の食料候補としてスピルリナを研究しているそうです(NASAの栄養研究)。

宇宙に行っているスピルリナ!
すごい!
近年ではさらに、抗老化・デトックス・脳の最適化の分野でも研究が進んでいるとか。
今後の更なる発見に期待ですね。
【クロレラ】デトックスと回復促進
特徴:細胞壁が硬く丈夫。破砕処理品は消化吸収率が向上
タンパク質含有率:約55〜60%
代表的な有効成分:クロロフィル(葉緑素)、クロレラ成長因子(CGF)、食物繊維
【デトックス効果】
含まれるクロロフィル・食物繊維・複合脂質が腸管内で重金属(鉛、水銀、カドミウム)や農薬を吸着し、便として排出を促す。
【免疫サポート】
クロレラには免疫賦活効果あり。短期間の補給でも効果が期待できます。
参考・出典:麻布大学の研究ニュース(デトックス)
福岡県保健環境研究所(デトックス)
短期間のクロレラ補給による免疫賦活効果(PubMed)
2つのコンビ優秀説+飲むタイミング
今回リサーチするきっかけとなったポッドキャストのエピソード(記事冒頭参照)では、スピルリナとクロレラを「補完的な組み合わせ」として推奨しています。
それぞれが異なる役割を持つため、両方を摂ることで栄養補給とデトックスの両立が期待できるからです。
さらに、飲むタイミングも重要とのこと。
【飲むタイミング(推奨)】
スピルリナ → 朝や運動前:エネルギー補給・集中力サポート
クロレラ → 食後や就寝前:デトックス・回復促進
【摂取量の目安(参考)】
スピルリナ・クロレラそれぞれ1日2〜3g(タブレット製品の場合10〜15粒程度)から始め、慣れてきたら増量するのがおすすめ。
※体質によってはお腹が緩くなる場合もあるようなので、初めての人は少量からスタートすると間違いないです。
青汁との違いは?
筆者が混同してしまった(まさか私だけじゃないはず?)青汁とスピルリナ・クロレラには、かなり明確な違いがありました。
原料:ケール、大麦若葉由来(つまり野菜)
代表的な有効成分:食物繊維、ビタミンC、カリウム、ミネラル、ポリフェノール
立ち位置としては、
- 青汁:野菜ジュース
- スピルリナ・クロレラ:栄養補助食品
「野菜不足の解消」なら青汁、「アンチエイジング効果・デトックス」を目指すならスピルリナやクロレラ、というところでしょうか。
摂取前の注意点
私の場合、色々と調べた結果とても心惹かれたので、スピルリナとクロレラのサプリを買って飲み始めました。
この記事を読んで同じ心境になる人のため、トライする前に知っておくべき注意点をお伝えします。
① 汚染リスク
特にクロレラは重金属を吸収しやすい性質上、品質管理の低い製品では重金属汚染のリスクがあります。
キレイで汚染のない環境で培養される必要があるのです。
信頼性の高いメーカー(国内外の認証取得品)を選ぶことが大切!
② 自己免疫疾患の人
藻類には免疫を刺激する成分が含まれるため、自己免疫疾患(関節リウマチ、多発性硬化症、ループスなど)をお持ちの方は事前に医師に相談しましょう。
③ 品質により吸収率に差が出る
特にクロレラは外壁が硬く、そのままでは吸収率は低いです。
それを人工的に砕いた「破砕処理済み」または「細胞壁破砕」のものは、吸収率が上がります。
飲んだ感想(継続中)
筆者はこの情報を知った後、早速サプリを買って飲み始めました。
当然ながら、すぐに劇的な変化が訪れるといったことはありません。
が、便通はいいし(たま~にウ〇チが緑色…!)、朝の目覚めがスッキリなことが増えたように感じます。
ぶっちゃけ、「アンチエイジングやデトックスのために何かをしている」と思えてメンタル的に前向きになれるのが、一番効果を感じる部分(笑)
本当に効果があるのかどうかは、ずいぶんと長い時間を経て体調や外見ににじみ出てくるものかな、と思っています。

今後はますます「アンチエイジング」や「抗老化」が重要トピックとなるでしょうね
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。治療を目的とするものではありません。
サプリメントを始める前には、必ず医師に相談してください。
参考・出典(本文中にないもの)
- スペイン国立研究評議会・バレンシア大学:微細藻類について
- 京都大学:スピルリナのゲノム研究
- ブラジル・サンパウロ大学:クロレラ・スピルリナ機能性食品レビュー
- 森永:知っておきたい青汁の知識
- TANITA:意外と知らない!「青汁」のキホン

